++divorce++

 この人と一緒に住んだら楽しいかな?
 思いきって結婚して、子どもをもうけて。

 だけど、現実はどうしようもない苦悩の日々。
 誰かに話そうと思っても、
  「そんな人、別れちゃえば?」
  「結婚する前にわからなかったの?」
  「子どもがかわいそうだよ。」
  「見る眼なかったのね。」
 冷たい言葉を聞くのが恐くて相談できない。

 一緒に生活してみないとわからない苦しみが、
 壊れた夫婦には、ある。
 わからない人にはわからない。
 ここで、少し心の整理をしてみませんか?

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子持ちで離婚について考える人に、愛を持って少しシビアな意見で書いているコーナーです。
管理人の体験をもとに、個人的な考えで、あくまでも「心の整理」を目的として書いています。
具体的な情報については、本や紹介しているリンク先で調べてみてくださいね。
「離婚した方がいいかどうか」などの相談にはお答えできかねますのでご了承ください。

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++別れたい!と思ったら++

「もういや!離婚したい!」
それは一時的な感情ではありませんか?
一時的なものではなく、嫌悪や失望が始まっているなら、
もう一度、気持ちの整理をしてみましょう。
婚姻届を出して、家族になった限り、できる限り思い直して、やり直したいものです。

夫の何が嫌いですか?
夫に今まで何をしてあげてきましたか?
夫に今まで何をしてもらってきましたか?
幸せだなぁと思った時期はありますか?
なぜその人と結婚しようと思ったのですか?

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++夫のここが嫌い++

何か嫌いかなんて、千差万別。その人の欠点は、長所と同じだけたくさんあると思う。一緒に暮らして、相手を家族として愛していれば、さらに「長所」を求めてしまいがち。だけど、嫌いというのが『許容できない』という範囲に達しているなら、充分、それはあなたを苦しめる原因だと思います。前夫の場合は、「家事を協力しない」「頼まれたらめんどくさそうにする」「子どもを見ててと言ってもテレビを見てる」「脱ぎ散らかし」「行儀が悪い」などは、まだかわいらしい程度の欠点でした。でも、どうしても受け入れられない欠点が、やはりありました。話せば長くなるのですが、一言で言うと、「誠実さや罪悪感に欠ける」ということでした。価値観の違いは受け入れられても、信用できなくなると夫婦に限らず、人間関係ってお終いだと思います。でも、信頼関係さえ失わなければ、意外と欠点なんて受け入れていけたりするものです。私は何度裏切られてもしつこく許容して相手を甘やかしてしまったようですが、それも私の責任とも言えると今は思います。

あなたが嫌いな夫の欠点は、どうしても受け入れられないものですか?

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++夫に自分がしてあげてきたこと++

あなたが夫にしてあげてきたことって何でしょう?日々の家事、子どもの子育てのメイン、仕事、マッサージ、素敵な記念日の演出.....。それなりにあると思いますが、よくよく考えたら、自分にもいつからか思い遣りに欠けていたかもしれない、と思えるかもしれません。だけど、もしも、そのことを夫にいたわってもらっていなかったり、「当たり前!」とか「こうすべき!」とか文句を言われてばかりでは、きっと心に隙間はできていくでしょう。では、あなたは夫に自分のしんどさをいたわってもらうための努力をしてきたでしょうか?「何も言わなくてもわかって!」と思っていなかったでしょうか?それは結構、お互い様だったりするかもしれません。

あなたはどれほどのことを夫にしてあげてきましたか?
そのことに夫は気づいていたわってくれましたか?

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++夫にしてもらってきたこと++

よく「早く帰ってきて育児を手伝って!」と愚痴っている方がおられますが、もしもあなたが、専業主婦なら、男が「会社へ行って稼ぐ」ことだって、“夫にしてもらっていること”です。だってそれをできない病気を持っている夫や、できるのにやらないぐーたら夫だっているのだから。「代わりに私は家事と子育てをがんばっているわ。」、そりゃそうでしょう。子どもをつくった時から、夫婦のどちらかがしないと子どもは生きていけないのですから。最近は、妊娠にしろ、子育てにしろ、ちょっと大袈裟に「奮闘」とか書かれ過ぎだと私は感じています。厳しいようですが、sexをすれば妊娠する。妊娠すれば親になる。それは当たり前の現実です。私自身、夫の仕事が順調な時は、「私が生んであげた」「文句を言わずに子育てをこなしてあげてる」、そんな傲慢さがありました。(^_^; でも、そう言える環境をつくってくれていたのは、前夫です。(2年だけだけどさ)。子育てに『奮闘』できる環境に恵まれたことに感謝の気持ちを持てていますか。

あなたはどれほど夫にしてきてもらいましたか?
そのことに感謝の気持ちをあらわしてきましたか?

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++幸せだなぁと思った時期++

幸せだなぁと思った時期は、いつでしょう。なぜ、そう思ったのでしょう。
それは、お互いがいたわり、愛し、優しかった時期ではないでしょうか?だけど、継続していくにはお互いの努力が必要。恋人ではない相手に、継続していたわり続けることは結構難しい。話し方はどうだったでしょう?メイクはどうだったでしょう?身のこなしはどうだったでしょう?
あきらかにお互いに恋人から家族へと、緊張感も容姿も態度も変貌していく中で、相手に「同じ優しさ」を求めるのは、ちょっとあつかましい。(^_^; でも、それも努力しているのに、相手がどんどんだらけていったなら、それはあなたが相手をあまやかしてしまったからかもしれません。
でも、幸せだなぁと思った時期があるのなら、それを継続してみる努力だって、これからできるかもしれません。玄関で出迎えたりkissで送りだしたり、突然のことに、夫もびっくり!かもしれませんが、意外に男の人は妻のスキンシップに弱いモノ。「あーあ、あの頃は幸せだったなぁ」とぼやくぐらいなら、「あの頃みたいに、デートしてみようよ。」と夫を誘ってみては?

あなたが幸せになるための条件はどんなことですか?
そのためにあなた自身が努力してきましたか?

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++なぜその人と結婚したいと思ったのか++

このことについて、きちんと整理しておかないと、仮に離婚して再婚する時に、同じ過ちをくり返すのでは?その頃をよく思い出して。私は、「好きにさせてくれる人」が条件でした。細かいことをチェックしたり、「働かずに家にいろ」なんて男は嫌いでした。私は私の自由に生きたい。
だけど、「とーこの好きにしていいよ」と言った前夫は、自分も私の反対を押し切って独立して失敗しました。さらにその後も、ずっと“好き”にして両家の両親に多大な迷惑をかけることになっていきました。相手の長所は裏返せば欠点でもあります。その人と結婚したいと思った理由が、相手の長所なら、その短所も引き受けられる自分でなければ、自分の打算が計算違いだっただけで、その原因は夫だけでなく、選んだ自分にもあるのです。自分が夫婦仲の努力もがんばり、夫を支え、受け入れ、誉めて、優しくしてきた結果が、壊れた夫婦だとしたら、大抵は「甘やかしたこと」か「その人を選んだこと」が理由ではないかと思います。

あなたが夫を選んだ理由はなんですか?
そのことへの恩恵と、後悔と、どちらが大きいですか?

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++独断と偏見による離婚した方がいい男++

ここまで読んでみて、「ううん、違うの、うちのはもっとひどいんだから。」と思える人もいるでしょう。でも、「じゃ、私はまだ、ましかもしれないわ。」と思えるなら、必ず夫婦で一緒に話し合ってみましょう。いろいろな本を読んだり、ネットでいろいろな悩みを知りましょう。

それでは、独断と偏見による、管理人の離婚した方がよい男チェックをしてみましょう。


家計に協力しない(働けるのに働かない。働いてるのにお金を渡さない。など)
お金にルーズ(平気で借金する。賭博が好き。買いたい気持ちを我慢できない。など)
家族の心身を大切にしない(暴力・折檻・言葉の暴力。スキンシップがまったくない。など)
信頼できない(虚言癖。浮気をしつこくくり返す。よそに子どもをつくる。など)

上記のような場合は、話し合って解決するとは限りません。
(このポイントが我が家がいくつあったかは秘密。)
それどころか、下手をすると、逆切れしたり、こじれる場合がありますので
何度か話し合おうとしてみてダメだったら、きちんと、自分で離婚の勉強を始めてみましょう。

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++「まだ離婚できないかも」と思ったら++

とにかくとことん夫婦で話し合ってみましょう。時間をかけて。場所を変えて。子どもを預けて。自分の気持ちを打ち明けて、自分はどうありたいのか、どんな夫婦になりたいのか、自分の反省していることも、相手の嫌なところも、全部きちんと言って話し合ってみましょう。離婚は準備と精神力のいることです。人によっては、結婚の何倍も疲れたとおっしゃる方もいます。(私は結婚生活そのものが大変だったので、離婚=解放でしたが。)結婚したその日から、自分一人の人生ではありません。最後まで努力は惜しまずになるべくよい方向へと二人でやりなおせますように。

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夫婦を考える時に読んでみたい本

ベスト・パートナーになるために
男は火星から、女は金星からやってきた

ジョン・グレイ著(大島渚 訳)
三笠書房 ¥533(税別)


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