いろいろと情報が多くて混乱した時に

簡単! 育児のポイント


テレビ・本・インターネット、私達の世代の育児の情報って多すぎてわからない。
なのにテレビでは簡単に母親批判。
ちょっといい加減にして!って言いたくなります。
『じゃあ、どうすればいいの?』。
そんな迷いが出た時に、初心にかえることのできる、基本の育児ポイントを書いてみました。
『そんなことわかってるわよ!』
ということばかりでしょうが、意外に日々の生活の中で、
慣れてしまって忘れていることかもしれません。

※コアラ先生から直伝のお話を頭の中で思い出して書いているため、
つきみが忘れていることもあります。
その場合、随時追加・変更していきたいと思います。

これだけでOK!
■超初級編 育児ポイント

キーワード信じる心

母と子、という基本的な人間関係の基礎段階で、
子どもは『人を信じる』『安心する』ということを学びます。
人間が生きていく上で最も大切なことなのではないでしょうか?
母親という安心して信じることのできる存在を通して、
母親からの愛情によって、自分自身を信じる。
それが、生きていく上で何よりも大切なことだと、コアラ先生は考えています。
「人を信じること」は、やがて、相手を思い遣る気持ちに発展し、
「優しい心」を持つことに繋がっていくと思います。

●ポイント●

1.絶対にいいこと=「大好きよ!」と抱きしめる
2.絶対にダメなこと=心身を傷つけること
3.育児に正しいとか間違いとかはない

hhっ!なんて簡単なことなんだろう!と思えますが、
意外にこれ、わかっているようで時々忘れてしまいます。
これさえできていれば、後は、個性的にどうぞ〜♪

また、「間違ってるのかしら?」。これは誰もが何度も思う言葉です。
でも、思い通りにならない子育ての中で、試行錯誤している証拠でもあります。
その努力こそが、結局は子どもにとっての『愛』なんだから。
いろいろ考え過ぎて暗くなったりイライラするより、忘れて笑顔になろう!
ママが自分自身を信じること、それも、「信じる心」を育てることになります。

ちょっと知っておきたい
■初級編 育児ポイント

キーワード想像する・合わせる

1.子どもと正面から向き合う
2.目線とテンポを合わせる
3.考える時間を与える
4.叱らなくても済む環境づくり
5.最後に助ける

用事をしていると、ついつい『ながら』返事をしたり、今は忙しいから、と
子どもの要求をさえぎることが出てきてしまいます。
子どもによりますが、そのことが重なるとやはり欲求不満になってしまう可能性も。
自分がもしもそんなことをされたら、と想像したらできないはず。
なるべく、忙しくても子どもの目をみて返事したり、話は最後まで聞いてあげましょう。

目線の高さというのは重要なポイントで、意外に威圧感を感じたり、
大人との距離を感じたりするようです。
できる限り、子どもの話を聞く時や話す時は、目線を合わせて。
子どもの考え、感性、夢、なども、できるだけいっしょの目線で考えて。
子どもの視野や、子どもの頃の考えを想像して、子どもの気持ちに合わせてみましょう。
歩けるようになったら、ベビーカーではなく、なるべく歩いて散歩することをおすすめします。
子どもは子どものテンポでこそ、たくさんのことを学び、脳が活性化するそうです。

子どもに何か質問されたら、すぐに説明してしまいそうですが、
子どもの想像力・思考力の芽を無意識に育たないようにしているようなものです。
面倒でも、なるべく「どうしてなんだろうね。」ととぼけてみたり、
「ママはこう思う。」という程度に押さえておいたり、
「○○ちゃんはどう思うの?」と聞き返したり、などと、考えるゆとりを。
それは、いつか「自分は何をしたいのか?」がわかるということに繋がっていくでしょう。

「ほめるとしかる」でも書いていますが、叱るということは、親子でお互いにストレス。
やっぱり叱らなくて済む環境をまず整えることも大切なのでは?
触ってはいけないものを、手の届くところにおかないなどの配慮があれば、
少しでもお互いのストレスを減らすことができますよね。

まずは本人にやらせてみてから、困った時に助ける。
そんな駆け込み寺的な存在でいることは、子どもにとってとても安心できます。
また、困る前から先に助けるのは、子どもの成長をさまたげることになります。
例えば、赤ちゃんは歩き始めた頃、何度もころびます。でも、すごく危険でもない限り、
“こけそう”な段階で手を出してしまうと、“転ぶ”ということを学べません。
そして、こけ方がわからないと、かえって大きな怪我をしてしまいます。
心を鬼にして、冷たく突き放して、待つ。
それも、子どもの成長を助けることに繋がります。子ども自身の能力を信じてみましょう。

まよわないための
■中級編 育児ポイント

キーワードナビゲーション

1.目標・方針を決める
2.我が家ルール(罰)を決める
3.言う事をコロコロ変えない
4.わからない事は解説してやる
5.指導よりも刺激を

何かを始める時、目標がはっきりしないと、迷ってしまいます。
どんな子に育って欲しいか、どんなことをしてほしくないか、人間にだってあるていどあるハズ。
それは、人それぞれ違うと思います。もちろん、どの大学に入って、どんな仕事をして、
とか具体的な話ではなく、性格や考え方などのソフト面のことになります。
何が何でも!と強制するというのではなく、あくまでも将来像を頭に描くことなのですが。
それを念頭においた上で、“そのためにどう育てていけばいいか”という方針を決めていくこと。
これは、意外に大切なことです。

方針が決まれば、そのための約束を決めておきます。
どんな悪い事をすればどんな罰が待ってる、などという具体的なルールが見えた方が、
子どもにとってもわかりやすいのではないでしょうか?

親の言葉は、子どもにとってナビゲーション。
「あっちだよ!」「こっちだよ!」との言葉に振り回されることになります。
「信じる」ということに関して、かなり不安になってしまうと思うのです。
いつも、言う事を安定させて方針をコロコロ変えないように気をつけて。

「お友達を叩いたらダメ!」なのは、どうしてなのか、
あの子が泣いているのは、どうしてなのか、子どもにとっては日々わからないことだらけ。
宇宙人のように未知の世界に生きている子どもが、唯一頼りにしてる通訳は「親」。
「○○なんじゃないかしら?」「○○してしまうかもしれないよ。」と説明してあげるのも大切。

ナビゲーションは案内するだけ。絶対にその方向へ命令して強制指導する権利はありません。
かといって、子どもまかせでは、やはり方向が定まらなかったり、気紛れになったり、
行き先がたくさんいろいろあることすら知らないで進んでしまうかもしれません。
そんな時に、「こんなことできる?」「こんなの知ってる?」と刺激したり、
さらに子どもの選択肢が広げてあげる、それくらいにソフトな刺激でいてやりたいものです。

こだわりを持つなら
■上級編 育児ポイント

キーワード役割・バランス・責任

1.夫婦の役割と協力
2.おじいちゃん・おばあちゃんの役割
3.心と体と両方にいろいろな体験をさせる
4.自分の役割を学ばせる
5.子どもを1人の「人間」として扱う

父親がいるかいないかではなく、父親という『押さえる』存在も、
実は、人間の成長には必要です。特に『厳しさ』を伝えるのは父親の役目に最適です。
たまにしか接する機会がない父親に、“絶対にダメなことをした時”にビシッと叱ってもらう。
『絶対にやってはイケナイこと』の境界線のない子が、将来、
事件を起こす可能性が高いと言われています。
母親=普段着、父親=勝負服、という感じでしょうか?
普段の細かいことを母が、いざという時に父が、と役割分担して叱ると効果も上がります。

また、母親は買い物の時にはお菓子やガチャガチャを絶対に許可しないけど、
父親はたまの週末ショッピングの時に、ちょっと一品買ってやる、などの
甘さも同時に持っていると、子どもも甘えることができていいのでは?
細かい役割分担は、もちろんそれぞれの夫婦で話し合ってみてくださいね。

おじいちゃん・おばあちゃんは、どうしても物を与えようとする方が多いですが、
それはそれでいいのかもしれません。
子どもにとって甘えられる存在として、協力してもらってるわけですから。
ただ、いらないものまで買ってくださるというのが嫌な時は、
外出してどこかへいっしょに遊びにいったり、昔の遊びを教えてもらったりもいいですよね。
おじいちゃんとおばあちゃんへの感謝の気持ちや、命の尊厳をわかる機会にもなりますね。

「体験」することは、人間が育っていく上で重要なことです。
手足が体験することは、脳への刺激にも深く関係しています。
また、「苦労は買ってでも」という言葉があるように、
苦難に満ちたこともソコから学ぶことは宝物のようにきっと身になることと思います。
そんな大袈裟なことでなくとも、たくさんの心の経験からきっと子どもは学びます。
心の感動も、体を鍛えてがんばることも、両方学ぶ事で相乗効果があると思います。

世の中に出た時にも、必ず人間には役割があるはずです。
そこで、家でも「係」を決めるなどして、自分のやりがいのある役割を与えてやるのも大切。
役割を知る事で、相手を思い遣る心も出てきます。
責任感もでき、責任を果たした時の達成感も感じれば、やりがいや生きがいに繋がるはずです。

「今は、4歳だからたくさん遊ぶ事が仕事。だから、たくさん遊んでいていいのよ。」
「今は、2年生だから勉強が仕事。だからまず宿題をすませて。」
「お姉ちゃんは、ママができない時に妹の面倒を見ましょうね。」などと
『やるべきこと』も教えておきたいものです。
将来、社会に出た時、結婚した時、自分の役割を果たせる大人へと繋がっていくでしょう。
また、「ママは○○ちゃんを育てて、いいことと悪いことを教えるのが役割。だから、
『叱る』というのも、ママの仕事なのよ。」と説明するのも、
叱られることを受け止めるのに大切なことではないでしょうか?

約束したことを簡単に破ったり、「子ども騙し」をされて育つと、
大きくなってからの人間関係でも、「ごまかす」ことをしてしまいます。
子どもでも立派に人間
子どもの言う事を信じなかったり、子どもとの約束を簡単に破ったりするのは、
とても失礼なことで、侮辱してることになるのではないでしょうか?

子どもを人間として扱い、大人も約束を守る。そして、子どもの言動を親が信用する。
そのことは逆に、子どもが大人との約束を守ろうとする、大切なきっかけになるでしょう。
そして、子ども自身が「自分の言動に責任を持つ」ということになります。
それは、最初に書いた「人を信じる心」とも大きく繋がっています。




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