ほめたいけど、できてないと、ついつい感情的に怒鳴ってしまう。

ほめる と しかる


子育てでもっともくり返し悩むのが、
しかる時ではないでしょうか?
ココでは、コアラ先生の推進する方法を書いています。

※「ほめる」ポイントは難しくなく、
とにかくスキンシップと言葉で、
ちゃんと伝えられると思うので省略しています。

■ほめるとしかるのバランス
■しかる時のタブー
■しかる時のポイント
■体罰の是非について

 ■ほめる と しかる の バランス

ほめるとしかる。
自然に過ごしているとどちらが多くなるでしょうか。
経験上、いつの間にか増えているのは、やはり「しかる」の方。
この状態って実は、親子ともどもすごくストレスが溜まってしまいますよね。
だからと言って、「ほめる」ことだけで人間は育っていけるのでしょうか?
つきみの大学にも「ほめ育て」を推進する教授もいらっしゃいましたし、
賛否両論だと思います。
しかし、やはり「ダメ」なことを教えてやるのも親の役目だと思っています。
何も「感情的に怒鳴る」ことが「叱る」こととは限りませんよね。
言い方しだいで「叱る」ことも子どもにとっての大きな栄養と
なるのではないでしょうか?
コアラ先生の話では、ほめるとしかるの理想のバランスは8対2くらい。
9対1くらいでもいいくらいだそうです。
普段からほめまくって、愛をたっぷり注いでおいてきちんと土台を固めた上で、
ダメなことは「ダメ!」とはっきり伝えること。それがちょうどいいバランス。
ダメばかりでは、子どもは自分のことをダメだと思ってしまったり、
ママって口を開けば「ダメ!」だな〜と思ってしまうでしょう。
また、ほめてばかりだと、子どもが将来叱られることに極端に驚く子になる可能性も否めないし、叱られることで自分を振り返り反省するということも成長の上で大切なことなのではないでしょうか?

 ■しかる時のタブー

叱る時にも何も考えずに思ったことを話すだけでは、意外に効果がありません。
ということで、叱る時に陥りやすい上手ではない叱り方を紹介します。

●遠くから後ろから「だめよ〜」というだけ

子どもは意外に大人の態度を見抜いています。
「見てないくせになんか言ってるわ。」などと思ったりして、
すっかり大人をナメてかかってきます。
また、どこがどう悪いのかをきちんと伝えないと、
『ただママが怒ってる』だけだと思われてしまうかもしれません。

●子どもがこちらに向いててもママはヨソ見してる

ママからの視線を感じないと、やはり子どもはどうしても話を全部聞けません。
大人だってあっち向いてる人の話って、ちゃんと聞けませんよね。
「自分に対して言われている」ということを体で伝えないと、
その話はきっと、耳の右から左へ筒抜けになってしまうでしょう。

●毎回同じように怒鳴る

大人だって同じように叱る上司だと「ほら、また来た来た。」程度に思って
しまったことはありませんか?
怒鳴られることに慣れてしまっては、利き目も薄れてしまいます。
本当にいけないことの時は怒鳴るとして、後は「言い聞かせ」ることも大切。
メリハリをつけて、「悪い事」の度合いを知らせることも大切。

●長々と説教する

小さい頃、校長先生の話って長くて退屈で「早く終わってくれ〜。」と
内容なんて話半分でしか聞かなかったことってありませんか?
子どもも同じ。説明したいと思っても、長くなってしまうとどうしても
途中から眠くなったり集中力がなくなります。

●人のせいにして叱る

「運転手さんが怒るからバスの中で騒がない!」
「悪い子はパトカーで警察がつかまえに来るよ!」
「言う事聞かないと病院行って大きな注射してもらうよ!」
「そんなことしたら、お姉ちゃんに嫌われるよ!」

など、本当の理由ではないようなことで脅して叱るのは、
子どもが「嘘」に対する罪悪感が薄れてしまう可能性もありますし、
すぐに誰かのせいにしてしまう無責任自己中心的な考えや、
脅されると何かをする「長いものに巻かれろ」などの考えを、
子ども達に学ばせているのと同じになってしまいます。
また、いたずらに脅かすと、実際の予防接種や警察への用事などで
ママ自身も困ることになってしまうでしょう。

●誰かと比較して叱る

「○○ちゃんはできてるのに、どうしてあなたはできないの?」など、
お友達や、兄弟姉妹などと比較して叱ることは避けたいことです。
比較されると、自分に自信をなくしたり、その比較相手を憎むことも
考えられるからです。
ほめる時に、「あんな風にできたらいいね。」と誰かをひきあいに出すのは、
かまわないと思いますが、叱る時は、その子のことだけを考えてあげましょう。

●人前で怒鳴る

お友達や親戚など、他人の眼があるところで大きな声で叱るのは、
子どものプライドが傷付いたり、側でいっしょにいる人が気分を害したりします。
ただし、人前で躾けをしなくてもいいという話ではありません
叱ることで大切なことの一つに『現行犯』という条件があります。
そのことを考えると、どうしても人前ということになってくると思います。
ただし、人前で叱る時には、なるべく大声を出したり体罰をしないように、
『目にモノ言わす』『近くで小声でハッキリ言う』などの配慮も大切。
また、お友達の輪から少し離れたところに連れていき、お友達の視線から
守ってやるというのも、一つの方法だと思います。

 ■しかる時のポイント

●向かい合って両手をしっかりつかまえる

「あなたに話しているのよ。」というボディーランゲージでもあります。
しっかりこちらの眼を見られるようにします。

●目線の高さを合わせる

立ったままだと、どうしても上から押さえ付けるようなイメージがあります。
忙しいこともあるでしょうが、なるべくしゃがむようにして
目線を同じ高さにします。子どもも眼を見やすく、話をちゃんと聞けます。

●目を見ながらゆっくりと話す

こちらもついつい感情的になると、声が大きかったり早口になったりします。
でも、それでは「何がいけないのか」が全然わかりません。
というわけで、目を見てゆっくりと話します。

●顔は厳しい表情で(悪い事だよって教える)

「もう!憎たらしいっ!」なんて思ってると、ただ「ママって恐い!」と
思わせるだけなので、そこは何とか冷静に、静かに厳しい顔をしてみせます。

●何故ダメなのかを解説する

当たり前のことですが、“何がいけなかったのか”ということを解説します。
何度言ってもわからない!って思ってしまいますが、大人だって慣れない仕事で
やろうと思ってもできない、わかっちゃいるけどつい、ってことありますよね。

なるべくやったその場で(現行犯)

後から言っても子どもにとっては思い出すのが大変なので、
なるべくその場で言います。
ただし、タブーでも書いたように、お友達の前などで「怒鳴り続ける」ママに
周りの子どもまでひいてしまったり、何となく場がしらけるってことも。
少し離れたところへ連れていったりして、小声でしかるなどの配慮を。

 ■体罰ってダメなの?

どれが体罰で、体罰でないか。
実際に見てみないと判断しかねると思いますが、
コアラ先生は、時と場合によって体罰が必要と言う考えです。

「叱る」ことと、親のエゴの「せっかん」との境目って何でしょう。
それには3つのポイントがあると思います。

1.自分が感情的になっていないか
2.愛情をちゃんと伝えられているか
3.叩くことに条件をつけているか

つまり、体罰の時のポイントは、

1.感情的にならずに冷静に。
2.何度も叩かないこと。
   ※「しっぺ」風にバシッと1回だけ。(痛いとわかる程度に強く)
3.叩く場所を決めておく。
   ※頭や顔は心(プライド)を傷つける恐れがあると言われています。
   ※お尻を叩き過ぎると「M」になる可能性があると言われています。
4.「悪いことをしたから、おててをパッチンしようね。」
  と理由を話してから叩く。
5.体罰後、膝の上で言い聞かせて抱きしめてフォローする。


これを守っていれば、特に、外で暴力をふるう子になるとは思えません。

条件というのは、例えば、つきみ家での体罰の条件は、
「危険なこと」
「人の心身を痛めること」
と、決めているので、それ以外の時に叩く事はありません。

子どもを所有物扱いしてヤツ当たりしたり、感情的に罵倒しながら叩いたり、
そんなことは、もちろん親として恥ずかしい行為ですが、
親が愛情をもって与える「罰」というのであれば、
ちゃんと子どもは受け止めることができるのではないでしょうか?




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